ビットコインの受け取りや送金をするには、ビットコインアドレスが必要です。
今までビットコインを送金したことがなかったため、送金方法について調べていたところ、ビットコインアドレスにはいくつか種類があることや使用するアドレスによって送金手数料の割引率が異なることがわかりました。
今回は実際にLedger Live(レジャーライブ)でビットコインアドレスを作成し、ビットコインを送金してみました。
ビットコインアドレスについて
ビットコインアドレスはランダムな英数字で構成されていますが、ビットコインを取引する際に使用されるので、よく銀行口座番号に例えられたりします。
このビットコインのアドレスには以下のものがあります。
Legacy(レガシー)
アドレスの始めの英数字が「1」のものは、Legacy(レガシー)タイプのアドレスです。
このアドレスは古いタイプのアドレス形式となり、送金手数料が最もかかってしまいます。
※Ledger Live(レジャーライブ)では、このタイプのアドレスを新たに追加することはできないようです。(2019年11月現在)
Segwit(セグウィット)
アドレスの始めの英数字が「3」のものは、Segwit(セグウィット)タイプのアドレスです。
レガシータイプと比べ、トランザクション料金の削減、トランザクション署名の高速になるメリットがあります。
Native Segwit(ネイティブ セグウィット)
アドレスの始めの英数字が「bc1」のものは、Native Segwit(ネイティブ セグウィット)タイプのアドレスです。
こちらはSegwit(セグウィット)のために作成された新しいアドレスタイプになり、Segwit(セグウィット)のすべての機能を最大限にいかすことができますが、
相手方のウォレットやサービスがSegwit(セグウィット)に対応していなければなりません。
こちらもトランザクション料金の削減、トランザクション署名の高速になるメリットがあります。
Ledger Live(レジャーライブ)で作成できるアドレスについて
Ledger Live(レジャーライブ)で作成できるビットコインアドレスは
- Segwit(セグウィット)
- Native Segwit(ネイティブ セグウィット)
のアカウントを追加することができるようになっています。
作成したい方(もしくは両方)にチェックを入れます。
Ledger Live(レジャーライブ)で複数のアドレスを作成するには
Segwit(セグウィット)もしくはNative Segwit(ネイティブ セグウィット)をもう1つ作成する場合は、はじめに作成したアカウントに入金してからでないと、
Bitcoin 1(native segwit)のアカウントを受け取る前に、新しいアカウントを追加することはできません
という警告が出てしまいます。
Segwit(セグウィット)とNative Segwit(ネイティブ セグウィット)を使って送金してみた
Segwitのアドレスを使うと、手数料を抑えられると言われていますが、実際に送金して手数料がどのくらい安くなるのか確かめてみました。
送金方法
Ledger Live(レジャーライブ)でSegwit(セグウィット)とNative Segwit(ネイティブ セグウィット)を作成し送金。
送金額は0.001BTC
(1BTC ≒ ¥1000000(2019年10月現在))
送金手数料は低
(Ledger Live(レジャーライブ)では手数料を高、中、低、カスタムの中から選択することができます。)
送金結果
送金アドレスと受け取りアドレスを入れ替え、全4回送金しましたが、送金手数料と割引率は以下のようになりました。
トランザクションの確認方法についてはhttps://blockstream.info
を参照しました。
Segwit(セグウィット)→Segwit(セグウィット)
送金手数料・・0.00004032 BTC ≒ ¥40
割引率・・・・26% OFF
Segwit(セグウィット)→Native Segwit(ネイティブ セグウィット)
送金手数料・・0.00004032 BTC ≒ ¥40
割引率・・・・26% OFF
Native Segwit(ネイティブ セグウィット)→Native Segwit(ネイティブ セグウィット)
送金手数料・・0.00003504 BTC ≒ ¥35
割引率・・・・36% OFF
Native Segwit(ネイティブ セグウィット)→Segwit(セグウィット)
送金手数料・・0.00003504 BTC ≒ ¥35
割引率・・・・36% OFF
まとめ
今回は、Ledger Live(レジャーライブ)とLedger Nano Sを使って、アカウントの作成と送金をしてみました。
金額は同額、手数料は低と条件は同じにし、送金しましたが、Native Segwit(ネイティブ セグウィット)のアドレスから送金した方が、手数料の割引率が10%大きくなる結果になりました。
今回のようにLedger Live(レジャーライブ)で作成したアカウント間で仮想通貨を移動するときや、相手側が対応しているときには、Native Segwit(ネイティブ セグウィット)アドレスは使えそうです。
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