- ビットコインやアルトコインなど暗号資産(仮想通貨)を買ってはみたけれど、なんだか取引所にそのままにしておくのは心配。
- 暗号資産(仮想通貨)はウォレットに移した方がいいと聞くけど、どれを選べばいいかわからない。
このようなお悩みを持っていませんか?
この記事では、さまざまな暗号資産(仮想通貨)ウォレットの中でも、特にセキュリティ性能の高いハードウェアウォレットについて解説していきます。
ハードウェアウォレットとは?
ハードウェアウォレットは、取引所や販売所で購入したビットコインやアルトコインといった暗号資産(仮想通貨)を安全に管理・保護する「ウォレット」の1つです。
多くの暗号資産(仮想通貨)は 秘密鍵と呼ばれるランダムに並んだ英数字で管理されており、この秘密鍵がなければ取引することはできません。
秘密鍵は暗証番号やパスワードのようなものになり、他人には絶対知られてはいけない大切なものとなります。
もし他人に知られてしまうと、簡単に盗むことができてしまうため最悪の場合、保有している暗号資産(仮想通貨)全てを失ってしまうことにもなりかねません。
ハードウェアウォレットは秘密鍵を暗号化して管理することができるデバイスになります。
ハードウェアウォレットのメリット
セキュリティ性能の高さ
ハードウェアウォレットの1番のメリットはセキュリティ性能の高さです。
暗号資産(仮想通貨)の送金や移動をする時に必要となる秘密鍵を、インターネットから完全に切り離した状態で管理するため、ハッキングされる心配はありません。
ハッキング事件については、いまだに起こっており、
2021年12月4日(現地時間)にも、海外の暗号資産(仮想通貨)取引所BitMartが約1億5000万ドル相当の暗号資産がハッキング被害にあったとシェルドン・シャCEOが発表しています。
1/3 We have identified a large-scale security breach related to one of our ETH hot wallets and one of our BSC hot wallets. At this moment we are still concluding the possible methods used. The hackers were able to withdraw assets of the value of approximately USD 150 millions.
— Sheldon Xia (@sheldonbitmart) December 5, 2021
不正アクセスの原因は、秘密鍵の盗難だったと明かしています。
近年、技術向上や環境整備されている暗号資産業界ですが、いまだにハッキング事件が後を経ちません。
しかし、ハードウェアウォレットに資産を移動しておくことで、事件に巻き込まれることなく自分の資産を守ることができます。
ハードウェアウォレットのデメリット
デバイス代がかかる
ハードウェアウォレットはデバイス型のウォレットのため、購入費用がかかってしまいます。
一般的なモデルで価格はおよそ1万円。上位モデルであれば、さらに費用が発生することになります。
リカバリーフレーズの紛失、劣化のリスク
ハードウェアウォレットを初期設定する時にメモすることになるリカバリーフレーズ。
リカバリーフレーズはバックアップや復元する時に使用するため、非常に大切なものです。
通常リカバリーフレーズは付属の紙製のシートにメモすることになるので、管理の仕方によっては、紛失、劣化、盗難されるリスクが出てきます。
そのため、管理には十分気をつけなければなりません。
ハードウェアウォレットを購入前にこれだけは知っておくべきこと
ハードウェアウォレットの購入をお考えなら、まず以下の項目を確認しましょう。
- 管理できる暗号資産(仮想通貨)の種類
- 接続するパソコンやスマホに対応しているか
- 公式サイトや正規販売代理店で新品を購入する
それでは1つずつみていきましょう。
管理できる暗号資産(仮想通貨)の種類を確認する
暗号資産(仮想通貨)は数千種類以上(2021年12月現在)あると言われていますが、そのすべてを1つのハードウェアウォレットで管理できるわけではありません。
どのハードウェアウォレットを選ぶかによって、管理できる暗号資産(仮想通貨)が違ってくるため、所持している暗号資産(仮想通貨)に対応しているか、あらかじめ調べておくことが大切です。
接続するパソコンやスマホに対応しているか
ハードウェアウォレットはパソコンやスマホと接続して使用するものです。
現在、お使いの機器と接続する予定の方は、必ずOSのバージョンをチェックし、ハードウェアウォレットが対応しているか購入する前に事前に確認しておきましょう。
公式サイトや正規販売代理店で新品を購入する
わざわざ新品でなくても中古品を購入すれば、もっと安く手に入れられるかもしれません。
しかし1度でも人の手に渡った商品は、すでに初期設定が済んでいたり、ウイルスやマルウェアが入れられている可能性があります。ハードウェアウォレット自体が改造されていることも考えられます。
必ず新品未開封の正規品を信用のおけるところから購入するようにしましょう。
メルカリの取締役兼CPOの濱田氏もハードウェアウォレットの安全性を考慮して出品を禁止したと言われています。
需要が高まる事を危惧して、現時点においてお客様の安全の担保難しいと判断した為ハードウェアウォレットの出品を禁止しました。
— 濱田 優貴 mercari (@yukihamada) January 31, 2018
ハードウェアウォレットの購入の際は正規店からお買い求め下さい。
個人的にはローカルで生成できるペーパーウォレットなどが安全だとは思いますが。 pic.twitter.com/yP0N1JokS3
おすすめのハードウェアウォレット
Ledger Nano S(レジャーナノエス)
- マルチカレンシー
- 高いセキュリティ性能
- 総合管理アプリで使いやすい
- バックアップにも対応
Trezor one(トレザーワン)
- マルチカレンシー
- 3×3マスPIN入力採用
- 仮想通貨ネムも保管可能
- バックアップにも対応